テレワーク、自宅勤務導入の足枷は何か

今日は仕事で大阪にやってきました。いつもであればノートパソコンを持参するところですが、タブレットスマホだけである程度仕事ができるのではないかと思い、実験的にノートパソコンを持ってきませんでした。

総務省の方でも、今、テレワーク(自宅勤務など)が推進されているところですが、正直なところ、私の周りで実際に導入・実施されているという話をあまり耳にしません。それどころか家の事情などで優秀な人材が退職してしまうということの方が多く聞こえてきます。
通信網と情報処理の技術が発達した現代で、出勤することができないのでやめますというのはちょっとどうにかならないのかなという風に思います。

ネットワークのない時代であれば、自宅勤務はつまり内職で、1枚0.5円〜1円程度の非常に安い金額で封筒を折ったり貼ったりするような仕事だったかもしれませんが、今のインターネットが整備された時代では、家の中でも、どこに行っても誰かと意思疎通を図ることができますし、簡単な書類作成やメールの返信などはスマホだけでも完結できる時代になりました。
私は特に生まれた時からすでにインターネットがある世代ですし、パソコンが1家に1台から1人1台の時代にちょうど切り替わっていく頃(11-12歳/2004-5年頃)に、幸いにもほぼ独り占めできるパソコンがあり、もんごっこというチャットゲームを1日3時間でも4時間でもやっているような人でした。このもんごっこで仲良くなった友人は15年経った今も連絡を取り合っており、西日本に住んでいる人もいますが、時間を合わせて、バーチャルな空間でボードゲームを楽しんだり、ネットワーク通信のゲームで対戦したりというようなことをまだ続けています。遊びができるのなら、仕事もできるはずです。

テレワークの導入費用は、そんなに大きくかかるものではありません。ざっと考えてもパソコン代通信代その他テレワークに必要なサービスの月額代金程度でしょう。私の通勤定期半年分はだいたい9万円ですから、1年足らずで元が取れるレベルの話だと思います。
それでもテレワークがあまり進まないのは、やはり仕事は出勤して机に向かってやるべきだという習慣からの思い込みであったり、結果よりもやる気で評価するべきだという旧態依然としたやり方が原因なのではないかと思っています。
親の介護、自分の怪我・病気、家族の転勤……出勤が難しいという理由での退職はこういったものが原因になると思いますが、これらの出来事は誰にいつ起こってもおかしくはありません。ただ、現在の日本ではまだ専業主婦的な考え方が根強く、介護であったり、家族の転勤についていくのは女性が多くなってしまうのが、現実だと思います。
そうなると、これをテレワークで解決した場合、これまで出勤して机に向かってとりあえず頑張っているという態度を見せて、何とか月給を稼いでいたあまり優秀でない男性の方は大変です。頑張っている姿を見せるのがお金に変わっていく、ということがなくなれば、その人は結果が出せなければ待遇が悪くなり、最終的には退職してしまうというようなことが起こってくるかもしれません。それが怖いので、とりあえず「テレワークは得体が知れないし、セキュリティの問題*もあるので、導入はやめましょう!」と言って反対している人が社内に多数いるケースがかなりあるのではないかと思っています。
*:こういうこと言う人に限って同じパスワード使い回すうえ付箋に書いて画面に貼っていたりする。セキュリティホールがセキュリティについて語るな。

もしくは管理職の場合は、机に向かって頑張っているという評価の方法以外、どのように評価したら良いのかが分からない、部下の姿が見えなくなってしまったら、きちんと管理できるか…?と途方に暮れてしまうため、テレワークはできないと考えている人もいるでしょう。
どんな職種であれ、結果がすぐに出ない仕事というのはあるでしょうし、テレワークでその成果を証明するというのは難しいことです。
やはり顔を合わせなければいけないと思う、その理由としては、相手の感情がメールではなかなか見えてこない、自分の感情をメールでは表しにくいということが挙げられると思います。ただ、現在はslackなどスタンプの使える仕事用のチャットシステムがありますので、これらを活用して上手く仕事の中の感情表現をしていくというのが、テレワークの鍵になってくると思います。

なんにせよ、長い通勤時間かけて通ったり、ただ通勤ができないという理由によって退職、というのは、平成で終わりにしませんか?。
私たちはもっと生産的な仕事をしていくべきだと思っています。