SNSはネット上の拡声器ではない

twitterやインスタ、まあ、広い意味でははてブもそうですが、SNSなどのネット上でのつながりで一番大事なのは、情報のアウトプットではなくてインプットのほうだと思っています。
どんな人たちとつながるのか、どんな情報を自分に"いれる"のか、そこがじつは一番大事で、それが前提としてあるかないかが『SNSをほんとうの意味で活かせるかどうか』になります。

SNSはわたしにとって、学生時代の休み時間のクラスルームの感覚に近いです。行けば誰かいる、みたいな。クラスルームと違うのは、物理的な場所や時間に制約されないということ。オンラインの良いところですね。
それと、自分で誰と関わっていくのかを選べるところも良いです。ちょっと話してみて、あまり気の合わない人だと気づいたのなら、リプライやいいねを控えたり、アンフォローすることで、簡単に離れていくことができます。
この2つの『気軽さ』は、オフラインでは無理です。
twitterに限ったことを言うなら、自分から進んで情報を集めなくても情報のほうから来てくれる、というのも、大きな利点だと思います。
たとえば、私がこの前ドイツワインの話をツイートしたところ、今度経堂にオープンするドイツワイン専門バーの方がフォローしてくれました。ドイツワインいいなーとは思っていましたが、この時点で、専門のバーに行きたいとか、あたらしいドイツワインを知りたいと思っていたわけではありません。ドイツワインバーのことについて調べよう!と自発的に思ってはいなかったけれど、いい感じに、ドイツワインバーの情報がはいってきたということです。
これはWEBサービスの中でも、フォロー・フォロワーでない人からのコミュニケーションを受け付けやすい、twitterならではのものだと思います。
そうしたコミュニケーションから、好きなこと・知りたいことの情報を得られる人たちのゆるいコミュニティに入っていくことも、他のSNSに比べ簡単です。

こういった点が、いい方向に作用していればいいのですが、悪い方向に作用するといわゆる炎上が起きるわけです。
ただ、人の顔色ばかり伺っている人のアカウントは、投稿の中身からわかってしまうし、そういう人の文章っていうのは読んでいてあまりおもしろくないものです。上辺の部分だけではなく、その人らしさだったり、その人の考え方がはっきりわかってこそのSNSなので。
だから、反論もひとつの反響で、そういうものを受け取ったとしてもSNSが怖いものだと思う必要はないと思っています。もし、反論や批判をSNSで見たときに「怖い」と思うなら、そういうことをネット上でないところで言われたとして同じように怖さを感じるのでは?。
ネット上になっただけで、基本は人と人とのつながり・コミュニケーションであることに変わりはないと思っています。そうである以上、どーーーしてもこーーーしてもわかり合えない人も当然いて、それが普通です。
オフラインでは趣味・居住区・年代などによる自然なゾーニングで出会わなくて済んでいたはずの考え方の間逆な人間どうしが、ばったり出くわしてしまいやすいのもSNSだと思っています。(たとえば、ジビエ団体の人と動物愛護団体の人、バイク嫌いな人とバイク好きな人、政治・信条の間逆な人、etc。)

 

炎上の危険性を言う人の多さの割に、その危険性の代わりに得た利便性について話す人があまりいないように感じるので、わたしの中では超あたりまえのことですが、書いてみました。